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2026 大学入学共通テスト 本試験
易□ 並□ 難□
2026 大学入学共通テスト 本試験
易□ 並□ 難□
【1】
〔2〕 以下の問題において比を解答する場合は,最も簡単な整数の比で答えよ.
(1) 四角形の面積について考えよう.以下では,四角形の内角の大きさを,それぞれで表す.ただし,四つの内角はいずれもより小さいものとする.
対角線を共通の辺とするとの面積を,それぞれとすると
となる.
四角形の四つの内角がを満たすとき,となる.このとき,をを用いて表せることに注意すると
となる.
の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい.)
の解答群
の解答群
(2) 点を中心とする半径の円が,線分上のと異なる点において線分に接している.それぞれを通る円の接線で,直線と異なるものを引き,この円との接点をそれぞれとする.以下では直線が交わる場合を考え,その交点をとする.このとき,の辺の長さについて考えよう.
(ⅰ) であるときを考え,とする.このとき,直線の交点は直線に関して点と同じ側にある.
参考図
四角形がとに分けられることに注意すると,四角形の面積はであることがわかる.このことから,を用いると,となることがわかる.
四角形についても同様に考えると,となることもわかる.よって,となり,これによりと求められるので,の辺の長さを求めることができる.
(ⅱ) であるときを考える.このとき,直線の交点は,直線に関して点と反対側にある.このことに注意するとと求められるので,の辺の長さを求めることができる.
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(1) 次関数はにおいて,で最大値をとり,で最小値をとる.
(2) 太郎さんと花子さんは,(1)を振り返って次関数の最大値,最小値について話している.
太郎:(1)では,次関数とのとり得る値の範囲が与えられて,最大値と最小値を求めることができたね.
花子:じゃあ,の値の範囲とそのときの最大値と最小値に関する条件が与えられている場合に,条件を満たす次関数を求めることはできるのかな.具体的な例で考えてみよう.
(ⅰ) 次関数は次の条件1を満たすとする.
条件1
はにおいて
・で最大値をとる.
・で最小値をとる.
このとき,のグラフの頂点の座標はであり
である.
の解答群
(ⅱ) 次関数は次の条件2を満たすとする.
条件2
を正の定数とし,のにおける最大値を最小値をとすると
・ならば,である.
・ならば,である.
・ならば,である.
・ならば,である.
このとき,次関数のグラフはの放物線であり
である.
の解答群
の解答群
(3) 次関数は次の条件3を満たすとする.
条件3
を定数とし,のにおける最大値をとすると
・ならば,である.
・またはならば,である.
太郎さんと花子さんはについて話している.
太郎:(2)の条件1や条件2からは関数が一つに決まったけど,条件3だけでは,が一つに決まりそうにないね.
花子:でも,のグラフと軸の共有点の座標はわかりそうだね.
次関数のグラフと軸の共有点の座標はおよびである.ただし,の解答の順序は問わない.
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〔2〕 以下の問題を解答するにあたっては,与えられたデータに対して,次の値を外れ値とする.
以下の値
以上の値
水泳部に所属する太郎さんは,自由形におけるペース配分を考えるために,年に開催された東京オリンピックの男子自由形に関するデータを分析することにした.なお,自由形とは,どのような泳ぎ方で泳いでもよい競技のことである.
分析で用いるデータは,人の選手における,予選で計測された記録(以下,タイム)とする.ここでは,タイムは秒単位で表すものとする.例えば,分秒であれば,(秒)である.そして,公式順位(以下,順位)は,タイムの値が小さい方が上位となる.また,人の選手それぞれのタイムについて,スタートからまでのタイムをとし,からゴールまでのタイムをとする.さらに,との平均値をとする.
なお,以下の図や表については,World Aquatics のWebページをもとに作成している.
(1) 太郎さんは,の関係を調べることにした.図1はとの散布図,図2はとの散布図である.なお,これらの散布図には,完全に重なっている点はない.また,図1と図2において,を付している点は,同じ選手であることを表している.
図1 との散布図 |
図2 との散布図 |
次の(a),(b)は,図1と図2に関する記述である.
(a) が秒未満である選手について,が秒以上である選手の人数と,が秒以上である選手の人数は等しい.
(b) を付している点が表す選手について,の値はの値より小さく,かつの値はの値より大きい.
(a),(b)の正誤の組合せとして正しいものはである.
の解答群
| (a) | 正 | 正 | 誤 | 誤 |
| (b) | 正 | 誤 | 正 | 誤 |
(2) 太郎さんは,との相関係数を計算するために,表1のように,平均値,標準偏差および共分散を求めた.
表1 との平均値,標準偏差,共分散
| 平均値 | 標準偏差 | 共分散 | |
表1を用いると,との相関係数はである.
については,最も適当なものを,次ののうちから一つ選べ.
(3) 太郎さんは,順位とペース配分の関係を調べるために,前半と後半という二分割だけではなく,より細かく分割されたタイムを用いて分析することにした.自由形のタイムは,スタートからまでのタイム,からまでのタイムのように,ゴールまでごとの個に分けて計測されている.そこで,これら個のタイムを用いて分析する.
(ⅰ) 位の選手の個のタイムについて考えると,外れ値かどうかを判断する二つの値であるとが算出され,以下の個のタイムと以上の個のタイムが外れ値と判断された.このとき,位の選手の個のタイムの四分位範囲は秒である.
参考図 |
(ⅱ) 太郎さんは人の選手それぞれについて,個のタイムを用いて,選手ごとの箱ひげ図を作成し,分散を計算した.図3は上から分散が小さい順になるように,人の選手それぞれの箱ひげ図を並べたものであり,個のタイムにおける外れ値は,白丸で示されている.なお,分散が等しい選手はいなかった.
図3 人の選手の順位と個のタイムの箱ひげ図 (上から分散の小さい順) |
次の(a),(b)は,図3に関する記述である.
(a) 人の選手において,秒より速いタイムはすべて外れ値である.
(b) 人の選手から人を選んだとき,分散の大きい選手の四分位範囲は,分散の小さい選手の四分位範囲より小さいことがある.
(a),(b)の正誤の組合せとして正しいものはである.
の解答群
| (a) | 正 | 正 | 誤 | 誤 |
| (b) | 正 | 誤 | 正 | 誤 |
(ⅲ) 順位が位から位までの選手のグループを決勝進出グループ,位から位までの選手のグループを予選敗退グループと呼ぶことにする.決勝進出グループであり,かつ個のタイムの分散が小さい方から番目までの選手の人数を(人)とすると,表2のようになる.
表2 順位と分散の表(単位は人)
| 分散(小さい順) | 計 | |||
| 番〜番 | 番〜番 | |||
| 順位 | 決勝進出グループ | |||
| 予選敗退グループ | ||||
| 計 | ||||
このとき,図3からであることがわかる.このことから,決勝進出グループにおいて分散が小さい方から番目までの選手が占める割合を予選敗退グループにおいて分散が小さい方から番目までの選手が占める割合をとすると,であることがわかる.
の解答群
参考図
【3】 空間内に,である二等辺三角形がある.の内心をとし,の重心をとする.を通り,を含む平面と垂直な直線上に,と異なる点がある.このとき,を底面とする三角について考えよう.
直線と辺の交点をとし,また,辺上の点は,を満たしているとする.なお,以下の問題において比を解答する場合は,最も簡単な整数の比で答えよ.
(1) 直線がことに注意すると,において線分との長さの比を求めることができる.よって,線分の長さに着目すると
であることがわかる.また,点は同一円周上にある.よって
であることがわかる.
の解答群
直線と垂直に交わる
直線とねじれの位置にある
を等分する
辺の中点を通る
の解答群
(2) 線分との交点をとする.このとき,線分との長さの比と,三角錐の体積との関係について考えよう.
(ⅰ) 次の仮定1のもとで三角錐の体積について考える.
仮定1
線分との長さの比がである.
このとき
であるから,(1)での考察に注意すると,となる.
したがって,直線がを含む平面に垂直であることに注意すると,であることがわかる.
(ⅱ) (ⅰ)の仮定1の代わりに次の仮定2をおき,三角錐の体積の変化について考える.
仮定2
線分との長さの比がである.
仮定2のもとでの三角錐の体積を,(ⅰ)で求めたと比較すると,との比は
であるから,
の解答群
はより小さい
とは等しい
はより大きい
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【4】 人対人で対戦する競技の大会があり,の人,またはの人で開催される.大会はリーグ戦形式で行われる.すなわち,それぞれの人が他のすべての人と回ずつ対戦する.引き分けはないものとし,が対戦相手に勝つ確率はであり,以外の人が対戦するとき勝つ確率はどちらもであるものとする.なお,各対戦の結果は互いに影響を与えないものとする.
すべての対戦が終わった後,次の優勝者の決め方により優勝者を人決める.
優勝者の決め方
勝ち数が一番多い人が人であれば,その人を優勝者とする.そうでなければ,抽選により,勝ち数が一番多い人の中から人を選び,その人を優勝者とする.ただし,勝ち数が一番多い人の人数が人であるとき,それぞれの人が選ばれる確率はであるものとする.
が優勝する確率を,の人でリーグ戦を行うときと,の人でリーグ戦を行うときとで比較しよう.
以下では,すべての対戦の勝敗を対戦結果と呼ぶ.なお,対戦結果は抽選の結果を含まない.対戦結果を示すために表を用いる.例えば,表1は人でリーグ戦を行ったときの対戦結果の一つを示す.から始まる行のは,がに負けとに勝ち,勝敗となったことを示す.また,勝ち数が一番多いとの人が抽選の対象であり,そのことを✓で示す.
表1
| \ | 勝ち数 | 負け数 | 抽選 | ||||
| \ | ✓ | ||||||
| \ | ✓ | ||||||
| \ | — | ||||||
| \ | — |
(1) の人でリーグ戦を行うときにが優勝する確率を考える.
(ⅰ) が勝敗ならば,が優勝する.が勝敗で優勝する確率はである.
(ⅱ) が勝敗で優勝するためには,もも勝敗であることが必要である.例えば,が勝つ相手がであるとき,がに負けがに勝つことが必要である.表2は,この対戦結果を示し,この対戦結果になる確率はである.この対戦結果になり,かつが抽選により優勝者に選ばれる確率はである.
表2
| \ | 勝ち数 | 負け数 | 抽選 | |||
| \ | ✓ | |||||
| \ | ✓ | |||||
| \ | ✓ |
が勝つ相手はの通りあることに注意すると,が勝敗で優勝する確率はであることがわかる.
(ⅰ)と(ⅱ)から,が優勝する確率はである.
(2) の人でリーグ戦を行うときにが優勝する確率を考える.
が勝敗ならば,が優勝する.また,が勝敗ならば,勝以上する人がいるためは優勝しない.
が勝敗で優勝する確率を,全敗する人がいる場合の確率と全敗する人がいない場合の確率の和として求める.
(ⅰ) 全敗する人がいる場合で,かつが勝敗で優勝する確率を求める.
全敗する人はの通りある.例えば,が全敗するとき,対戦結果の一部を示すと表3のようになる.
表3
| \ | 勝ち数 | 負け数 | 抽選 | ||||
| \ | |||||||
| \ | |||||||
| \ | |||||||
| \ | — |
が全敗する確率はである.が全敗する場合,が勝敗で優勝するためには,が以外の人との対戦で勝敗となることが必要である.
以上のことから,(1)の(ⅱ)の結果を用い,全敗する人がの通りあることに注意すると,全敗する人がいる場合で,かつが勝敗で優勝する確率はであることがわかる.
(ⅱ) 全敗する人がいない場合で,かつが勝敗で優勝する確率を求める.
が勝敗のとき,が負ける相手はの通りある.例えば,が負ける相手がであるとき,対戦結果の一部を示すと表4のようになる.
表4
| \ | 勝ち数 | 負け数 | 抽選 | ||||
| \ | |||||||
| \ | |||||||
| \ | |||||||
| \ |
このとき,が優勝するためには,は勝敗か勝敗であることが必要である.例えば,表1は,とが勝敗である対戦結果の一つを示し,との人が抽選の対象となったことを示す.
表1(再掲)
| \ | 勝ち数 | 負け数 | 抽選 | ||||
| \ | ✓ | ||||||
| \ | ✓ | ||||||
| \ | — | ||||||
| \ | — |
全敗する人がいない場合で,かつがに負けとに勝ち優勝するときの対戦結果は通りある.が負ける相手がの通りあることに注意すると,全敗する人がいない場合で,かつが勝敗で優勝する確率はであることがわかる.
(ⅰ)と(ⅱ)から,が勝敗で優勝する確率はである.
以上のことから,が勝敗で優勝する確率を考慮すると,が優勝する確率はであることがわかる.この確率は(1)で求めた人でリーグ戦を行うときにが優勝する確率よりだけ
の解答群
【1】
の解について考える.なお,である.
(1) のとき,連立不等式の解は
である.
(2) 不等式の解はである.
一方,不等式は
と変形できる.が正の場合と負の場合に分けて,連立不等式の解を求める.
・のときを考える.
不等式の解はとなり,連立不等式を満たす実数があるための必要十分条件は
である.このときの連立不等式の解はである.
・のときを考える.
連立不等式の解はである.
の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい.)
(3) を整数とするとき,連立不等式を満たすで,が整数となるものが一つだけであるようなの値を求める.
(2)から,のときは,連立不等式を満たす整数が二つ以上あることがわかる.したがって,のときだけを考えればよい.
が整数のときはも整数になる.このことに注意しての値をすべて求めると,である.
このとき,連立不等式を満たすただ一つの整数は,求めたの値をに代入したものである.
の解答群
〔1〕 次関数のグラフについて考えよう.
(1) 次関数のグラフをとする.を平行移動したグラフが軸と異なる点で交わる場合を考える.この二つの交点を結ぶ線分の長さや,平行移動したグラフの頂点と軸との距離について考えよう.
(ⅰ) を軸方向にだけ平行移動したグラフをとし,と軸との二つの交点をとする.線分の長さをとおき,の頂点と軸との距離をとおくと,であり,である.
また,を軸方向にだけ平行移動したグラフをとし,と軸との二つの交点をとする.線分の長さをとおき,の頂点と軸との距離をとおく.このとき,ととのそれぞれの大小関係は
である.
の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい.)
(ⅱ) を負の定数とする.を軸方向に軸方向にだけ平行移動したグラフをとし,と軸との二つの交点をとする.ただし,二つの交点のうち,座標の大きい方をとする.線分の長さをとおき,の頂点と軸との距離をとおく.このとき,がの倍となる場合を考える.
の軸は直線であり,とはの軸に関して対称であることに注意すると,の座標はであることがわかる.さらに,は上にあるから,であることがわかる.これにより,を求めることができる.
(2) を正の定数,を定数とする.次関数
を考える.のグラフは次関数のグラフを平行移動したグラフである.のグラフが軸と異なる点で交わるとし,その二つの交点をとする.ただし,二つの交点のうち,座標の大きい方をとする.線分の長さをとおき,のグラフの頂点と軸との距離をとおく.との関係を考えよう.
をを用いて表すと,であり,の座標をとを用いて表すと,である.これらのことから,をとを用いて表すと,
となる.
の解答群
の解答群
の解答群
(3)
を考える.
であることがわかる.よって,
である.
〔2〕 変量
をデータ
をそれぞれ,変量
とおき,
(1)
(2) データ
をそれぞれ,変量
とおく.