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【1】
計算例1 各回の
割り算の余りの例
例えばは,計算例1のような割り算を行うと小数で表すことができる.この場合,回目の割り算の余りはで,回目の割り算の余りはである.
以外の分数の場合も同様に,回目の割り算の余り,回目の割り算の余り,回目の割り算の余り,ということにする.
(1) を小数で表すと
という循環小数となる.ただし,はからまでの数字とする.このとき
である.
(2) である自然数に対し,を計算例1のようにして小数で表すことを考える.をで割ったときの各回の割り算の余りに着目すると,余りにが出てくる場合は,はとなる.余りにが出てこない場合はから,はとなる.
の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい.)
の解答群
割り算を続けても同じ余りが出てくることはない
割り算を続けると必ず同じ余りが出てくる
(3) 太郎さんと花子さんは.(1)の循環小数の小数部分を一つずつずらして得られる循環小数について話している.
太郎:はからその整数部分のを引いたものなので,を分数で表すには
とすればよいね.さらにずらしたなどもこの方法で求められるね.
花子:分子の引き算は,計算例1の回目の割り算の余りを計算するときにやったよ.だからをで割ったときの各回の割り算の余りに着目して考えると,さらにずらしたものも,太郎さんがしたような計算をしなくても求められるよ.
計算例1 (再掲)
(ⅰ) 循環小数は
であるが,この分子の引き算は,計算例1の回目の割り算の余りを求めるときの引き算と同じである.
(ⅱ) 次の四つの循環小数
をそれ以上約分できない分数で表したとき,その分子を小さい順に並べると
である.
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【1】
[2] 以下の問題を解答するにあたっては,必要に応じて三角比の表と,平方根の表を用いてもよい.
水平な地面の上空を飛行機が飛んでおり,太郎さんはその地面上の点から飛行機を見ている.以下では,目の高さと飛行機の大きさは無視して考える.飛行機から地面に下ろした垂線と地面との交点をとするとき,を飛行機を見上げる角といい,線分の長さを飛行機の高さという.飛行機は,高さと速さを一定に保ちながらまっすぐに飛んでいるものとする.
参考図
ある時刻に,飛行機を見上げる角がであったとし,そのときの飛行機の位置を点から地面に下ろした垂線と地面との交点をとする.またその秒後に,飛行機を見上げる角がであったとし,そのときの飛行機の位置を点から地面に下ろした垂線と地面との交点をとする.さらに,であったとする.
飛行機が点から点まで線分上を飛ぶ間における,飛行機を見上げる角の大きさについて考察しよう.
(1) 飛行機の高さをとする.
(ⅰ) は
を満たす.また,より
および
である.
の解答群
参考図(再掲)
(ⅱ) 飛行機が点を通過してから秒後の位置にあるとき
である.また,このときのの大きさはである.
の解答群
(2) 太郎さんは,飛行機が点を通過してから何秒後にの大きさが最大になるかを,の大きさと線分の長さの関係に着目して考えている.
の大きさが最大になるのは,点がのときであり,飛行機が点を通過してから秒後である.また,このときのの大きさはである.
の解答群
線分の中点
の二等分線と線分との交点
点から線分に下ろした垂線と線分との交点
の解答群
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[1] 花子さんと太郎さんは,コンピュータを使って,関数のグラフを表示させている.
(1) 花子さんがの値をと定めると,グラフとして放物線が表示された.この放物線の頂点の座標は
である.
(2) 花子さんと太郎さんは,と定めたとき,関数のグラフが,点と点を通ることに気づいて,コンピュータの画面を見ながら,次のように話している.
花子:このグラフは点を通っているね.
太郎:の値を変えるとグラフはどうなるのかな.
花子:の値だけを変えたら,を通らなくなったよ.を通るようにするには,の値に応じてとの値をどう変えたらよいのかな.
参考図
でない実数に対して
とすれば,関数
のグラフは点とを通る.
(3) 太郎さんと花子さんは,の値をより大きい範囲で変えながら,関数のグラフを表示させて,頂点の座標について考えている.
太郎:の値をより大きい範囲で変えながら,関数のグラフの頂点を考えてみようよ.
花子:グラフの頂点の座標が最大になるような関数はどのようなものなのかな.
太郎:グラフの頂点の座標をの式で表して考えるのは,私たちには難しそうだね.別のやり方はないかな.
花子:グラフを表示してみたら,点とグラフの頂点との関係がわかるね.
太郎:どのに対しても,関数のグラフは必ずとを通るね.
花子:しかもが正の実数だから,関数のグラフは下に凸で,頂点はグラフの一番下になるね.
太郎:そう考えると,頂点の座標が最大になるようなグラフが予想できるね.
グラフの頂点の座標の最大値はであり,頂点の座標が最大になるの値はである.
(4) 次に,花子さんと太郎さんは,の値をより小さい範囲で変えながら,関数のグラフを表示させている.このとき,次の(A),(B),(C)のうちで,起こり得るものは
(A) 関数のグラフが点を通る.
(B) 関数のグラフと軸の負の部分が交わる.
(C) 関数のグラフの頂点の座標が以下である.
の解答群
ない
(A)だけである
(B)だけである
(C)だけである
(A)と(B)だけである
(A)と(C)だけである
(B)と(C)だけである
(A)と(B)と(C)のすべてである
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図1 スポーツ好きと
反復横とびの散布図
[2] 太郎さんと花子さんは,令和年度の全国体力・運動能力,運動習慣等調査都道府県ごと)の結果を用いて,小学校第学年の男子児童と中学校第学年の男子生徒について,「運動(体を動かす遊びを含む)やスポーツをすることは好きですかという質問に対して,好きと回答した児童生徒の割合」(以下,スポーツ好き)と「反復横とびの点数の平均値」(以下,反復横とび)の関係を調べることにした.
なお,図については,スポーツ庁のWebページをもとに作成している.
(1) 太郎さんは,スポーツ好きと反復横とびについて,小学校第学年と中学校第学年を合わせて図1のような散布図を作成した.
太郎さんと花子さんは,図1について話している.
太郎:図1の点全体の散らばりの様子を見ると負の相関があるように思えるけど,一つの集団に見えないね.
花子:仮に,全体のデータで相関係数を計算したらどうなるかな.
図1におけるスポーツ好きと反復横とびの相関係数はであった.図1の点全体の散らばりの様子から,小学校第学年と中学校第学年を合わせた全体について,スポーツ好きと反復横とびの間に負の相関があるとしたとき,次のことがいえる.
小学校第学年と中学校第学年を合わせた全体について,スポーツ好きが増えると,反復横とびは
については,最も適当なものを,次ののうちから一つ選べ.
増える傾向がみられる
減る傾向がみられる
増える傾向も減る傾向もみられない
(2) 太郎さんと花子さんは,(1)を振り返りながら話している.
太郎:図1では二つの集団に見えるから,小学校第学年と中学校第学年は別々にして考えた方がいいよね.
花子:それぞれの散布図を作成して,相関係数も調べてみよう.
図2は小学校第学年について,図3は中学校第学年について,スポーツ好きと反復横とびの散布図を作成したものである.
|
図2 スポーツ好きと反復横とびの散布図(小学校第学年) |
図3 スポーツ好きと反復横とびの散布図(中学校第学年) |
図2におけるスポーツ好きと反復横とびの相関係数はであった.図3におけるスポーツ好きと反復横とびの相関係数はおよそである.
については,最も適当なものを,次ののうちから一つ選べ.
(3) 太郎さんと花子さんは,散布図においていくつかの集団があるときの全体の相関係数について関心をもち,簡単な例で考えることにした.
変量の値の組
を考える.このとき,相関係数はとなる.
表1 計算表
この二つの値の組にとを加えた,合計六つの値の組を,データと呼ぶことにする.また,データのの平均値をそれぞれ分散をそれぞれ共分散をとする.
データのとの相関係数をとし,このについて考えよう.なお,必要に応じて,右に示す表1の計算表を用いて考えてもよい.
(ⅰ) である.
の解答群
の解答群
の解答群
(ⅱ) であることに着目すると,となることがわかる.
の解答群
(4) を正の数とする.変量の二つの値の組に
を加えた,合計六つの値の組を,データと呼ぶことにする.
相関係数が正であるための必要十分条件は,共分散が正であることである.したがって,データのとの相関係数が正であるための必要十分条件は
である.
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【3】 の内心をとし,の内接円と辺との接点をとする.また,の内接円と辺との接点を,それぞれとする.さらに,とおく.
(1) 点がの内心であることから,点は同一円周上にあることがわかる.
の解答群
(2) 辺と直線との交点をとする.このとき,辺上における点の位置関係について考えよう.そのために,との大小関係を調べる.まず
である.また,に着目し,であることに注意して,をを用いずに表すと
となる.
このことから,のとき点はことがわかり,のとき点はことがわかる.
の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい.)
(3) 直線
・
・
(4) 直線
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【4】 箱の中に
次の試行Aと試行Bを考える.
試行A
箱の中から
試行B
箱の中から
カードを
花子:二人が別々に試行Aを
太郎:例えば,花子さんが取り出したカードに自然数
花子:一般に,二人が取り出す共通の自然数が何個であるときが最も起こりやすいのかな.
太郎:試行Bを
(1) 花子さんと太郎さんが別々に,試行Aを
(ⅰ) 花子さんが試行Aを
(ⅱ) 花子さんが取り出した
例えば,花子さんが取り出した
以下,集合
事象
(2) 花子さんと太郎さんが別々に,試行Bを
花子さんが取り出した
例えば,花子さんが取り出した
以下,集合
(ⅰ) 事象
(ⅱ) 花子さんと太郎さんは,事象
花子:事象
太郎:その二つの事象は決して同時に起こらないね.
花子さんが
(3) (1)で定めた事象
また,(2)で定めた事象
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【1】
とする.
(1) 条件
次の
(2) 自然数
とする.このとき,次のことが成り立つ.
・
・
(3)
とする.このとき
命題
が真となる
また,
[1]
(1)
である.したがって
が成り立つ.
を満たすことがわかる.
(2)
(ⅰ) 点
である.
(ⅱ)
[1]
(1)
(ⅰ)
である.
(ⅱ)
(ⅲ)
(2)
(3)
とする.
太郎:
花子:そうだね.
(ⅰ)
(ⅱ)
(a)
(b)
| (a) | 真 | 真 | 偽 | 偽 |
| (b) | 真 | 偽 | 真 | 偽 |
[2] データの値が
をそれぞれ
とおき,これをデータ
データ
とおくと
であり
となることがわかる.同様にして
となることもわかる.
これらのことと
[1]
を考える.なお,
(1)
・
・
(2)
(ⅰ) 集合
のときである.このとき,
(ⅱ)
また,整数全体の集合を
となる.
【4】 ある公園には,
参考図 |
太郎さんのお兄さんは,これらのコースを使い,次の規則に従って走る練習をする.
規則
最初に,地点
太郎さんと花子さんは,お兄さんが
(1) 太郎さんは,コース
コース
の整数解である.ユークリッドの互除法を用いると,
を得る.ここで,
を考えると,
である.
このことを用いると,
である.また,
と表される.
以上の考察から,コース
(2) 花子さんは,コース
太郎:三つのコースについて考えるのは,少し大変そうだね.
花子:コース
を考える.
このことから,コース