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【1】 を自然数,を素数として,をで割った商を余りをとする.
〔1〕 をについて整理された整式で表すととなる.また,を自然数として,について同様に考えると
と与えられる.ただし,は個の事象から個を選び取るときの組合せの数であり,整数の乗はとする.これより,をで割った余りはをで割った余りと等しい.さらに,自然数に対してをで割った余りををで割った余りをとすれば,をで割った余りはとに関する整式であるをで割った余りに等しい.ただし,とはを用いずに表せ.
〔2〕 をで割った余りはであり,をで割った余りはとなる.同様に考えると,自然数について,をで割った余りがとなるのは,がの倍数となるときである.一方,をで割った余りがとなるのは,がの倍数となるときである.ただし,である.
以上より,をで割った余りとで割った余りがともにになるを具体的に求めることができる.そのような自然数で最小のものはであり,番目に小さなものはとなる.
図
【2】 図のように,同一直線上にない点を平面上にとり,を考える.ただし,とする.とおく.線分をに外分する点をとする.さらに,点をを満たすようにとる.
〔1〕をを用いて表すと,となり,をを用いて表すと,となる.ゆえに,とは相似であり,の面積はの面積の倍である.
〔2〕同様にに対して線分をに外分する点をとり,さらに点をを満たすようにとる.このとき,をを用いて表すと,となることから,は同一直線上にあることがわかる.この操作を続けて,についてから点点を順に定める.直線と直線の交点をとする.を用いるとかつが成り立つことが分かる.
〔3〕とする.このとき,上で定めたに対して,を通るの垂線を引き,との交点をとおく.このとき,をを用いて表すと,となる.ゆえに,をを用いて表すと,となる.
《補足》図は参考であり,正確ではない.
【4】 実数値をとる数列に対して,数列を次の漸化式により定義する:
〔1〕をの項を用いて表すと,となる.以下,の一般項を求める.そのため,により数列を定めると,の漸化式が,に対して成り立つ.これより,の一般項はを用いてと表すことができる.
〔2〕 表と裏の出る確率が等しいコインを投げて表が出たら点,裏が出たら点であるゲームを考える.回目の点数を回目の点数をというように自然数に対して,回目の点数をと表すことにする.
各について,である確率は常にであることより,となる確率はであり,である確率はである.また,となる確率はである.が奇数のとき,である確率はである.
〔3〕表が出る確率がであるコインを用いて,〔2〕と同様にを定める.ただし,とする.このとき,である確率をを用いて表すと,である.また,以上の自然数をつ固定したとき,となる確率が最も高くなるのは,のときである.