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【2】 次の会話文を読み,後の設問に答えよ.なお,解答用紙の所定欄に答のみを記入すること.
(ⅰ) 先生と人の生徒さん,さん,さん,さんがいます.先生がさん,さん,さんにそれぞれカードを枚ずつ渡して言いました.さんとさんのカードにはけたの自然数,さんのカードには以上のけたの自然数が書いてあります.さんの数とさんの数の積がさんの数と等しくなっています.」さん,さん,さんはそれぞれ自分のカードの数しか知りません.)
(ⅱ) さらに先生は言いました.さんの数は以下です.自分のカードの数だけを手がかりに,他の人のカードの数を当ててみてください.」
(ⅲ) 人はいろいろと考えていましたが,しばらくしてさんが言いました.「私には他の人の数がわかりません.」
(ⅳ) さらにさんが言いました.「私にも他の人の数がわかりません.」
(ⅴ) するとさんが「それを聞いて,いま私には他の人の数がわかりました.さんのカードの数はです」と言いました.
さん,さん,さんのカードの数をそれぞれとします.さんは誰のカードの数も見ていませんが,次の解法のように考えてを知ることができました.
[解法] まず(ⅰ)から
(*)
がわかる.
次に(ⅱ)からである.これと(*)からまず
がわかる.さらに,上の不等式を満たす自然数のうち,(ⅲ)からはありえないことがわかる(もしなら,さんにはであることがわかってしまうから(ⅲ)と矛盾する).したがって,の取りうる値を小さい順に書くと
(**)
となる.
次に(ⅳ)からがわかる(そうでなければ,さんにはであることがわかり,したがっての値もわかってしまうから(ⅳ)と矛盾する).
次に(ⅴ)からである.これと(**)から,の取りうる値を小さい順に書くと
となる.
このうち,もしならば,自分のカードの数の約数を考えることにより,(ⅳ)の発言を聞く前にさんにはであることがわかってしまう.
また,もしならば,(ⅳ)の発言を聞いてもさんには他の人の数がわからない(この場合の組の可能性がある).
以上より,であることがわかる.このことからの値もわかる.
設問
(1) 最も適切な自然数を空欄(ア)〜(ナ)に記せ.ただし,とする.
(2) さん,さん,さんに別のカードが配られたが,(ⅰ)〜(ⅳ)までの発言は変わらなかった.その後さんが「それを聞いて,いま私には他の人の数がわかりました.さんのカードの数はです」と言った場合,の取りうる値をすべて挙げよ.
【3】 次の定理とその証明の概略を読み,後の設問に答えよ.
[定理] の外接円の半径を内接円の半径をとする.また,の大きさをそれぞれとする.
(ⅰ) 等式
が成り立つ.
(ⅱ) 等式
が成り立つ.
(ⅲ) が成り立つ.
[証明の概略]
(ⅰ) とし,の面積をとすると
である.ここで正弦定理より
であるから,(エ)これらをに代入して整理するとが得られる.
(ⅱ) より
である.よって
である.(オ)右辺を,正弦の倍角の公式と余弦の半角の公式を利用して書きかえ,整理すると
が得られる.を利用して,
(カ)
(ⅲ) の右辺において
が成り立つ.これとから
が得られる.したがって
を示せばよい.積を差に変える公式より
である.また
である.をとおくと(ケ)であり
(コ)
が得られる.
以上からが示された.
設問
(1) をで表す適切な式を空欄(ア)〜(ウ)に記せ.答のみでよい.
(2) 下線部(エ)を実行せよ.
(3) 下線部(オ)を実行し,式を導出せよ.
(4) 下線部(カ)を実行せよ.
(5) をで表す適切な式を空欄(キ)に記せ.答のみでよい.
(6) 空欄(ク)に当てはまる適切な値を記せ.答のみでよい.
(7) 下線部(ケ)の理由を答えよ.
(8) 下線部(コ)の不等式を示せ.