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【1】 駅を出発し,駅を経由して,駅に到着する貨物列車がある.図1のように,貨物列車は先頭から順にの両の貨車で編成されており,すべての貨車には横に並んだつの四角形で構成されるマークが付けられている.前両の貨車のマークは,それぞれ左中右の四角形が黒く塗りつぶされた■□□,□■□,□□■になっている.また,後ろ両の貨車のマークは,それぞれつ以上の四角形が黒く塗りつぶされた□■■,■□■,■■□,■■■になっている.
図1 貨物列車 |
駅では,以下の手順(1),(2),(3)に従って貨車にコンテナを積む.ただし,貨車両につきコンテナは台しか積めない.
(1) 後ろ両の貨車のうち両から両を自由に選択してコンテナを積む.
(2) 後ろ両を対象に,コンテナが積まれている貨車のマークを下記の方法で統合し,統合したマークを後ろ両調査シート(図2左)に記入する.
貨車のマークの統合方法
コンテナが積まれている貨車のマークの■の数を左,中,右でそれぞれ数え,奇数個であれば■,偶数個であれば□とする.
(3) (2)で記入した調査シートにおいて,つの四角形のうち左が■であれば貨車に,中が■であれば貨車に,右が■であれば貨車にコンテナを積む.
例えば,図1の貨物列車は,手順(1)で後ろ両のうち貨車とにコンテナが積まれ,手順(2)で統合したマーク■□□(図3左)より,マークの左のみ■である後ろ両調査シートに従い,手順(3)で前両の貨車のみにコンテナを積んだものである.また,手順(1)で後ろ両の貨車のうち両のみにコンテナを積むと,手順(2)で得られる後ろ両調査シートのマークはコンテナを積んだ貨車のマークと一致する.例えば,図3右に示す,後ろ両のうち貨車のみにコンテナを積んだときの後ろ両調査シートのマーク例では,手順(3)で貨車とにコンテナを積むことになる.
このとき,以下の問いに答えよ.
| 図2 調査シート | 図3 貨車のマークの統合の例 |
問1 全両の貨物列車の積載状況を,コンテナを積んでいる貨車を積んでいない貨車をとし,前両と後ろ両をハイフンで分けたビット列で表す.例えば,どの貨車もコンテナを積んでいない貨物列車の積載状況はで表し,図1の貨物列車の積載状況はで表す.これらつの例を含め,駅での正しい貨物列車の積載状況をすべて列挙せよ.
問2 駅では,手順(3)終了後,全両を対象に,手順(2)で示した統合方法で統合したマークを全両調査シート(図2右)に記入する.駅で正しくコンテナを積んだ場合,全両調査シートのマークはどのようになるべきか説明せよ.
問3 駅では,台だけコンテナを下ろすか,台だけコンテナを積むか,どちらかの作業を行う.駅の駅員が,到着した貨物列車の積載状況のみから駅でコンテナの積み下ろしが行われた貨車を特定するには,全両調査シートをどのように用いればよいか説明せよ.また,図4(a)と(b)の貨物列車が駅に到着した場合に,駅でコンテナの積み下ろしが行われた貨車をそれぞれ答えよ.
問4 駅において両の貨車で積み下ろしが行われると,駅の駅員が駅での作業を特定できなくなる.このことを,例を挙げて説明せよ.
| (a) | |
| (b) | |
図4.駅に到着した貨物列車 | |
【2】 パラボラアンテナの形状は,図1のように,放物線に平行に入ってきた電波が,放物線で反射すると放物線の焦点に集まることを利用している.この進む向きを逆に考え,図2のように,懐中電灯の電球を放物線の焦点に置き,電球から出て反射鏡で反射した光が,平行にかつ透過板から同時に出ていくように,反射鏡の形状を設計したい.この焦点をとした場合,反射鏡上の点は,焦点からの距離と準線からの距離が等しいような点となる.以下の問いに答えよ.
図1 パラボラアンテナの断面図 |
図2 懐中電灯の断面図 |
問1 反射鏡の形状を表す曲線をとする.は点の軌跡として定まる.の式を求めよ.
問2 点から出た光が点で反射した後,軸に平行に進むことを示したい.点におけるの接線をとしたとき,次のことを示せ.
(1) 軸ととの交点をとする.このとき,を示せ.
(2) 反射の法則により,点への入射光とがなす角と,点からの反射光とがなす角は等しい.このことを用いて,反射光が軸に平行に進むことを示せ.
問3 点から出て反射鏡で反射した光は,どの光も同時に透過板を通過することを示したい.透過板をはを満たす定数)とし,点から透過板に下ろした垂線の足をとする.はによらず一定であることを示せ.
【3】 あみだくじとは,平行に引いた縦線の間に,いくつかの横線を水平に引いたはしご状の図で表されるくじをいう.横線は,隣接する縦線間にしか引かないこととし,縦線の同じ位置から異なる横線が引かれることはないものとする.縦線の上端から出発して線を下へたどって行き横線があれば必ず曲がることを続け,たどりついた縦線の下端がくじの結果を表す.あみだくじの上端には,左端から順に数字が割り当ててあり,上端の数字からたどり到達した下端には同じ数字を割り当てる.例えば,図1は,上端の数字がそれぞれ下端の数字にたどりつく縦線が本のあみだくじの例である.これらのあみだくじは,上端の数字を左端から順に並べた数字列を下端の数字を左端から順に並べた数字列に並びかえている.以下の問いに答えよ.
(a) |
(b) | |
| 図1.縦線が本のあみだくじ | 図2.縦線が本のあみだくじ | |
問1 図1(b)のあみだくじは,上端の数字列を下端の数字列に並びかえる,横線の本数が最少のあみだくじのつである.これ以外に,同じ横線の本数で同じ数字列の並びかえを実現するあみだくじをすべて描け.
問2 図2において,上端の数字列を下端の数字列に並びかえるように,破線で囲まれた領域内に本の横線を追加したあみだくじを描け.
問3 上端の数字列を下端の数字列に並びかえる縦線が本のあみだくじには,本以上の横線があることを説明せよ.
問4 を以上の自然数とし,縦線が本のあみだくじを考える.このとき,上端の数字列を下端の数字列に並びかえるあみだくじには,何本以上の横線が必要か説明せよ.