2024 大学入学共通テスト 本試験 数学II・IIB

Mathematics

Examination

Test

Archives

2024 大学入学共通テスト 本試験

数学II,IIB共通

配点15点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【1】

[1](1)  k>0 , k≠1 とする.関数 y= logk⁡x と y= log2⁡k ⁢x のグラフについて考えよう.

(ⅰ)  y=log3 ⁡x のグラフは点 ( 27, ア ) を通る.また, y=log2 x5 のグラフは点 ( イウ ,1 ) を通る.

(ⅱ)  y=logk ⁡x のグラフは, k の値によらず定点 ( エ , オ ) を通る.

(ⅲ)  k=2 , 3 , 4 のとき

y=logk ⁡x のグラフの概形は カ

y=log2 ⁡k⁢x のグラフの概形は キ

である.

  カ , キ については,最も適当なものを,次の 0 〜 5 のうちから一つずつ選べ.ただし,同じものを繰り返し選んでもよい.

0 1
2024年共通テスト本試験数学IIB【1】〔1〕の図 2024年共通テスト本試験数学IIB【1】〔1〕の図
2 3
2024年共通テスト本試験数学IIB【1】〔1〕の図 2024年共通テスト本試験数学IIB【1】〔1〕の図
4 5
2024年共通テスト本試験数学IIB【1】〔1〕の図 2024年共通テスト本試験数学IIB【1】〔1〕の図

(2)  x>0 , x≠1 , y>0 とする. logx ⁡y について考えよう.

(ⅰ) 座標平面において,方程式 logx ⁡y=2 の表す図形を図示すると, ク の x> 0, x≠1 , y>0 の部分となる.

  ク については,最も適当なものを,次の 0 〜 5 のうちから一つ選べ.

0 1
2024年共通テスト本試験数学IIB【1】〔1〕の図 2024年共通テスト本試験数学IIB【1】〔1〕の図
2 3
2024年共通テスト本試験数学IIB【1】〔1〕の図 2024年共通テスト本試験数学IIB【1】〔1〕の図
4 5
2024年共通テスト本試験数学IIB【1】〔1〕の図 2024年共通テスト本試験数学IIB【1】〔1〕の図

(ⅱ) 座標平面において,不等式 0< logx⁡y< 1 の表す領域を図示すると, ケ の斜線部分となる.ただし,境界(境界線)は含まない.

  ケ については,最も適当なものを,次の 0 〜 5 のうちから一つ選べ.

0 1
2024年共通テスト本試験数学IIB【1】〔1〕の図 2024年共通テスト本試験数学IIB【1】〔1〕の図
2 3
2024年共通テスト本試験数学IIB【1】〔1〕の図 2024年共通テスト本試験数学IIB【1】〔1〕の図
4 5
2024年共通テスト本試験数学IIB【1】〔1〕の図 2024年共通テスト本試験数学IIB【1】〔1〕の図

2024 大学入学共通テスト 本試験

数学II,IIB共通

配点15点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【1】

[2]  S⁡(x ) を x の 2 次式とする. x の整式 P ⁡(x ) を S ⁡(x ) で割ったときの商を T ⁡(x ), 余りを U ⁡(x ) とする.ただし, S⁡( x) と P⁡ (x ) の係数は実数であるとする.

(1)  P⁡(x )=2⁢ x3+7 ⁢x2+ 10⁢x+5 , S⁡(x )=x2 +4⁢x+ 7 の場合を考える.

 方程式 S⁡ (x) =0 の解は x= コサ ± シ ⁢i である.

 また, T⁡(x )= ス ⁢x − セ , U⁡(x )= ソタ である.

(2) 方程式 S⁡ (x) =0 は異なる二つの解 α , β をもつとする.このとき

P⁡( x) を S⁡ (x ) で割った余りが定数になる

ことと同値な条件を考える.

(ⅰ) 余りが定数になるときを考えてみよう.

 仮定から,定数 k を用いて U⁡ (x) =k とおける.このとき, チ . したがって,余りが定数になるとき, ツ が成り立つ.

  チ については,最も適当なものを,次の 0 〜 3 のうちから一つ選べ.

0   P⁡( α)=P ⁡(β )=k が成り立つことから, P⁡(x )=S⁡ (x) ⁢T⁡( x)+k となることが導かれる.また, P⁡( α)=P ⁡(β )=k が成り立つことから, S⁡( α)=S ⁡(β )=0 となることが導かれる

1   P⁡( x)=S ⁡(x )⁢T⁡ (x) +k かつ P⁡ (α) =P⁡( β)= k が成り立つことから, S⁡( α)=S ⁡(β )=0 となることが導かれる

2   S⁡( α)=S ⁡(β )=0 が成り立つことから, P⁡( x)=S ⁡(x )⁢T ⁡(x )+k となることが導かれる.また, S⁡( α)= S⁡( β)= 0 が成り立つことから, P⁡( α)= P⁡( β)= k となることが導かれる

3   P⁡( x)=S ⁡(x )⁢T ⁡(x )+k かつ S⁡ (α) =S⁡( β)= 0 が成り立つことから, P⁡( α)= P⁡(β )=k となることが導かれる

  ツ の解答群

0 T⁡( α)= T⁡( β) 1 P⁡(α )=P⁡ (β )

2 T⁡(α )≠T⁡ (β) 3 P⁡(α )≠P⁡ (β)

(ⅱ) 逆に ツ が成り立つとき,余りが定数になるかを調べよう.

  S⁡( x) が 2 次式であるから, m , n を定数として U⁡ (x) =m⁢x+ n とおける. P⁡( x) を S⁡ (x ), T⁡( x) , m , n を用いて表すと, P⁡( x)= テ となる.この等式の x に α , β をそれぞれ代入すると ト となるので, ツ と α ≠β より ナ となる.以上から余りが定数になることがわかる.

  テ の解答群

0 (m⁢x +n)⁢ S⁡(x )⁢T⁡ (x) 1 S⁡(x )⁢T⁡ (x) +m⁢x+ n

2 (m⁢x +n)⁢ S⁡(x )+T⁢ (x) 3 (m⁢x +n)⁢ T⁡(x )+S⁡ (x)

  ト の解答群

0   P⁡( α)=T ⁡(α ) かつ P⁡ (β) =T⁡( β)

1   P⁡( α) =mα+n かつ P⁡ (β) =m⁢β +n

2   P⁡( α)= (m⁢α +n)⁢ T⁡( α) かつ P⁡ (β) =(m⁢ β+n) ⁢T⁡( β)

3   P⁡( α)=P ⁡(β )=0

4   P⁡(α )≠0 かつ P⁡ (β) ≠0

  ナ の解答群

0 m≠0 1 m≠0 かつ n=0

2 m≠0 かつ n≠0 3 m=0

4 m=n=0 5 m=0 かつn ≠0

6 n=0 7 n≠0

 (ⅰ),(ⅱ)の考察から,方程式 S⁡ (x) =0 が異なる二つの解 α , β をもつとき, P⁡( x) を S⁡ (x ) で割った余りが定数になることと ツ であることは同値である.

(3)  p を定数とし, P⁡(x )=x10 -2⁢x 9-p⁢ x2-5⁢ x, S⁡(x )=x2 -x-2 の場合を考える. P⁡(x ) を S⁡ (x) で割った余りが定数になるとき, p= ニヌ となり,その余りは ネノ となる.

2024 大学入学共通テスト 本試験

数学II,IIB共通

配点30点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【2】  m を m> 1 を満たす定数とし, f⁡(x )=3⁢ (x-1 )⁢( x-m) とする.また, S⁡( x)= ∫0x f⁡(t )⁢dt とする.関数 y= f⁡(x ) と y= S⁡(x ) のグラフの関係について考えてみよう.

(1)  m=2 のとき,すなわち, f⁡( x)=3 ⁢(x- 1)⁢ (x-2 ) のときを考える.

(ⅰ)  f′⁡ (x) =0 となる x の値は x= ア イ である.

(ⅱ)  S⁡( x) を計算すると

S⁡(x )= ∫0x f⁡(t )⁢dt

=∫ 0x( 3⁢t2 - ウ ⁢t+ エ )⁢ dt

=x3- オ カ ⁢x 2+ キ ⁢ x

であるから

  x = ク のとき, S⁡( x) は極大値 ケ コ をとり

  x = サ のとき, S⁡( x) は極小値 シ をとることがわかる.

(ⅲ)  f⁡(3 ) と一致するものとして,次の 0 〜 4 のうち,正しいものは ス である.

  ス の解答群

0   S⁡( 3)

1  点 ( 2,S⁡( 2) ), (4,S ⁡(4 )) を通る直線の傾き

2   2 点 (0 ,0) , (3,S ⁡(3 )) を通る直線の傾き

3  関数 y=S ⁡(x ) のグラフ上の点 ( 3,S⁡( 3) ) における接線の傾き

4  関数 y=f ⁡(x ) のグラフ上の点 ( 3,f⁡( 3) ) における接線の傾き

(2)  0≦x≦ 1 の範囲で,関数 y= f⁡(x ) のグラフと x 軸および y 軸で囲まれた図形の面積を S 1 , 1≦x≦ m の範囲で,関数 y= f⁡(x ) のグラフと x 軸で囲まれた図形の面積を S2 とする.このとき, S1= セ , S2= ソ である.

  S1= S2 となるのは タ = 0 のときであるから, S1= S2 が成り立つような f⁡ (x ) に対する関数 y= S⁡(x ) のグラフの概形は チ である.また, S1> S2 が成り立つような f⁡ (x) に対する関数 y= S⁡(x ) のグラフの概形は ツ である.

  セ , ソ の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい.)

0 ∫0 1f⁡ (x) ⁢dx 1 ∫0m f⁡( x)⁢ dx 2 ∫1 mf⁡ (x) ⁢dx 3 ∫01 {-f ⁡(x) }⁢dx 4 ∫0 m{- f⁡(x )}⁢ dx 5 ∫1 m{- f(x) }⁢dx

  タ の解答群

0 ∫0 1f⁡ (x) ⁢dx 1 ∫0m f⁡ (x) ⁢dx 2 ∫1m f⁡( x)⁢ dx 3 ∫01 f⁡( x)⁢dx -∫0 mf⁡( x)⁢dx 4 ∫01 f⁡( x)⁢dx -∫1 mf⁡( x)⁢ dx 5 ∫01 f⁡( x)⁢dx +∫0 mf⁡( x)⁢ dx 6 ∫0m f⁡( x)⁢dx +∫1 mf⁡( x)⁢ dx

  チ , ツ については,最も適当なものを,次の 0 〜 5 のうちから一つずつ選べ.ただし,同じものを繰り返し選んでもよい.

0 1
2024年共通テスト本試験数学IIB【2】の図 2024年共通テスト本試験数学IIB【2】の図
2 3
2024年共通テスト本試験数学IIB【2】の図 2024年共通テスト本試験数学IIB【2】の図
4 5
2024年共通テスト本試験数学IIB【2】の図 2024年共通テスト本試験数学IIB【2】の図

(3) 関数 y =f⁡( x) のグラフの特徴から関数 y= S⁡( x) のグラフの特徴を考えてみよう.

 関数 y= f⁡( x) のグラフは直線 x = テ に関して対称であるから,すべての正の実数 p に対して

∫ 1-p1 f⁡( x)⁢ dx= ∫m ト f⁡(x )⁢dx ⋯ ①

が成り立ち, M= テ とおくと 0< q≦M-1 であるすべての実数 q に対して

∫M −qM {-f⁡ (x) }⁢dx =∫ M ナ {- f⁡(x )}⁢ dx ⋯ ②

が成り立つことがわかる.すべての実数 α , β に対して

∫ αβ f⁡(x )⁢dx =S⁡( β)- S⁡( α)

が成り立つことに注意すれば, ① と ② はそれぞれ

S⁡( 1-p) +S⁡( ト )= ニ

2⁢S⁡ (M) = ヌ

となる.

 以上から,すべての正の実数 p に対して, 2 点 ( 1-p,S⁡ (1-p )) , ( ト ,S⁡ ( ト ) ) を結ぶ線分の中点についての記述として,後の 0 〜 5 のうち,最も適当なものは ネ である.

  テ の解答群

0 m 1 m2 2 m+1 3 m+ 12

  ト の解答群

0 1-p 1 p 2 1+p 3 m-p 4 m+p

  ナ の解答群

0 M-q 1 M 2 M+q 3 M+m-q 4 M+m 5 M+m+q

  ニ の解答群

0 S⁡(1 )+S⁡ (m ) 1 S⁡(1 )+S⁡ (p) 2 S⁡(1 )-S⁡ (m) 3 S⁡(1 )-S⁡ (p ) 4 S⁡(p )-S⁡ (m) 5 S⁡(m )-S⁡ (p)

  ヌ の解答群

0 S(M− q)+S ⁡(M+ m-q) 1 S⁡(M -q)+ S⁡(M +m) 2 S⁡(M -q)+ S⁡(M ) 3 2⁢S⁡ (M-q ) 4 S⁡(M +q)+ S⁡(M -q) 5 S⁡(M +m+q) +S⁡( M−q)

  ネ の解答群

0   x 座標は p の値によらず一つに定まり, y 座標は p の値により変わる.

1   x 座標は p の値により変わり, y 座標は p の値によらず一つに定まる.

2  中点は p の値によらず一つに定まり,関数 y= S⁡(x ) のグラフ上にある.

3  中点は p の値によらず一つに定まり,関数 y= f⁡(x ) のグラフ上にある.

4  中点は p の値によって動くが,つねに関数 y= S⁡( x) のグラフ上にある.

5  中点は p の値によって動くが,つねに関数 y= f⁡(x ) のグラフ上にある.

2024 大学入学共通テスト 本試験

数学IIB

【3】〜【5】から2題選択

配点20点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【3】 以下の問題を解答するにあたっては,必要に応じて正規分布表を用いてもよい.また,ここでの晴れの定義については,気象庁の天気概況の「快晴」または「晴」とする.

(1) 太郎さんは,自分が住んでいる地域において,日曜日に晴れとなる確率を考えている.

 晴れの場合は 1 , 晴れ以外の場合は 0 の値をとる確率変数を X と定義する.また, X=1 である確率を p とすると,その確率分布は表1のようになる.

表1

X 0 1 計
確率 1-p p 1

表2

天気 日数
晴れ 75
晴れ以外 225
計 300

 この確率変数 X の平均(期待値)を m とすると

m= ア

となる.

 太郎さんは,ある期間における連続した n 週の日曜日の天気を,表1の確率分布をもつ母集団から無作為に抽出した大きさ n の標本とみなし,それらの X を確率変数 X 1 , X2 , ⋯ , Xn で表すことにした.そして,その標本平均 X ‾ を利用して,母平均 m を推定しようと考えた.実際に n= 300 として晴れの日数を調べたところ,表2のようになった.

 母標準偏差を σ とすると, n=300 は十分に大きいので,標本平均 X ‾ は近似的に正規分布 N ⁡(m , イ ) に従う.

 一般に,母標準偏差 σ がわからないとき,標本の大きさ n が大きければ, σ の代わりに標本の標準偏差 S を用いてもよいことが知られている. S は

S= 1n⁢ {( X1-X ‾) 2+( X2-X ‾) 2+⋯+ ( Xn-X ‾) 2}

= 1n( X12 +X22 +⋯+X n2) - ウ

で計算できる.ここで, X12 =X1 , X22 =X2 ,⋯ , Xn2 =Xn であることに着目し,右辺を整理すると, S= エ と表されることがわかる.

 よって,表2より,大きさ n= 300 の標本から求められる母平均 m に対する信頼度 95⁢ % の信頼区間は オ となる.

  ア の解答群

0 p 1 p2 2 1-p 3 (1- p)2

  イ の解答群

0 σ 1 σ2 2 σn 3 σ2 n 4 σn

  ウ , エ の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい.)

0 X‾ 1 (X ‾) 2 2 X‾⁢ (1- X‾ ) 3 1-X‾

  オ については,最も適当なものを,次の 0 〜 5 のうちから一つ選べ.

0 0.201≦m≦ 0.299 1 0.209≦m≦ 0.291 2 0.225≦m≦ 0.250 3 0.225≦m≦ 0.275 4 0.247≦m≦ 0.253 5 0.250≦m≦ 0.275

(2) ある期間において,「ちょうど 3 週続けて日曜日の天気が晴れになること」がどのくらいの頻度で起こり得るのかを考察しよう.以下では,連続する k 週の日曜日の天気について,(1)の太郎さんが考えた確率変数のうち, X1 , X2 ,⋯ , Xk を用いて調べる.ただし, k は 3 以上 300 以下の自然数とする.

  X1 , X2 , ⋯ , Xk の値を順に並べたときの 0 と 1 からなる列において,「ちょうど三つ続けて 1 が現れる部分」を A とし, A の個数を確率変数 U k で表す.例えば, k=20 とし, X1 , X2 , ⋯ , X20 の値を順に並べたとき

1,1,1 ,1,0 , 1,1 ,1‾ A , 0,0,1 ,1,1,1 ,1,0, 0, 1,1 ,1‾ A

表3

X1 X2 X3 X4 U4
0 0 0 0 0
1 0 0 0 0
0 1 0 0 0
0 0 1 0 0
0 0 0 1 0
1 1 0 0 0
1 0 1 0 0
1 0 0 1 0
0 1 1 0 0
0 1 0 1 0
0 0 1 1 0
1 1 1 0 1
1 1 0 1 0
1 0 1 1 0
0 1 1 1 1
1 1 1 1 0

であったとする.この例では,下線部分は A を示しており, 1 が四つ以上続く部分は A とはみなさないので, U20= 2 となる.

  k=4 のとき, X1 , X2 , X3 , X4 のとり得る値と,それに対応した U 4 の値を書き出すと,表3のようになる.

 ここで, Uk の期待値を求めてみよう.(1)における p の値を p= 14 とする. k=4 のとき, U4 の期待値は

E⁡( U4) = カ 128

となる. k=5 のとき, U5 の期待値は

E⁡( U5)= キク 1024

となる.

  4 以上の k について, k と E⁡ (Uk ) の関係を詳しく調べると,座標平面上の点 ( 4,E⁡( U4) ), (5,E ⁡(U5 )) ,⋯ , (300,E ⁡(U 300) ) は一つの直線上にあることがわかる.この事実によって

E⁡( U300) = ケコ サ

となる.

2024 大学入学共通テスト 本試験

数学IIB

【3】〜【5】から2題選択

配点20点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【4】(1) 数列 { an } が

an+1 -an =14 (n =1 ,2 ,3 ,⋯ )

を満たすとする.

  a1= 10 のとき, a2= アイ , a3= ウエ である.

 数列 { an } の一般項は,初項 a1 を用いて

an= a1+ オカ ⁢( n-1)

と表すことができる.

(2) 数列 { bn } が

2⁢b n+1- bn+3 =0 (n=1 ,2 ,3 , ⋯)

を満たすとする.

 数列 { bn } の一般項は,初項 b 1 を用いて

bn= (b1 + キ ) ⁢( ク ケ )n- 1− コ

と表すことができる.

(3) 太郎さんは

(cn +3) ⁢(2⁢ cn+1 -cn +3)= 0 ( n=1 ,2 ,3 ,⋯ ) ⋯ ①

を満たす数列 { cn } について調べることにした.

(ⅰ)

・数列 { cn } が ① を満たし, c1= 5 のとき, c2 = サ である.

・数列 { cn } が ① を満たし, c3= -3 のとき, c2= シス , c1= セソ である.

(ⅱ) 太郎さんは,数列 { cn } が ① を満たし, c3= -3 となる場合について考えている.

  c3= -3 のとき, c4 がどのような値でも

(c3 +3) ⁢(2 ⁢c4- c3+3 )=0

が成り立つ.

・数列 { cn } が ① を満たし, c3= -3 , c4= 5 のとき

c1= セソ , c2 = シス , c3= -3 , c4= 5, c5 = タ

である.

・数列 { cn } が ① を満たし, c3= -3 , c4= 83 のとき

c1 = セソ , c2= シス , c3= -3 , c4= 83, c5 = チツ

である.

(ⅲ) 太郎さんは(ⅰ)と(ⅱ)から, cn=- 3 となることがあるかどうかに着目し,次の命題 A が成り立つのではないかと考えた.

命題 A 数列 { cn } が ① を満たし, c1≠ -3 であるとする.このとき,すべての自然数 n について c n≠−3 である.

 命題 A が真であることを証明するには,命題 A の仮定を満たす数列 { cn } について, テ を示せばよい.

 実際,このようにして命題 A が真であることを証明できる.

  テ については,最も適当なものを,次の 0 〜 4 のうちから一つ選べ.

0   c2≠ -3 かつ c3 ≠-3 であること

1   c100 ≠- 3 かつ c200 ≠ -3 であること

2   c100 ≠- 3 ならば c101 ≠-3 であること

3   n=k のとき cn ≠-3 が成り立つと仮定すると, n=k+1 のときも c n≠-3 が成り立つこと

4   n=k のとき cn= -3 が成り立つと仮定すると, n=k+1 のときも cn =-3 が成り立つこと

(ⅳ) 次の(Ⅰ),(Ⅱ),(Ⅲ)は,数列 { cn} に関する命題である.

(Ⅰ)  c1= 3 かつ c100 =-3 であり,かつ ① を満たす数列 { cn } がある.

(Ⅱ)  c1= -3 かつ c100 =-3 であり,かつ ① を満たす数列 { cn} がある.

(Ⅲ)  c1= -3 かつ c100 =3 であり,かつ ① を満たす数列 { cn } がある.

 (Ⅰ),(Ⅱ),(Ⅲ)の真偽の組合せとして正しいものは ト である.

  ト の解答群

  0 1 2 3 4 5 6 7
(Ⅰ) 真 真 真 真 偽 偽 偽 偽
(Ⅱ) 真 真 偽 偽 真 真 偽 偽
(Ⅲ) 真 偽 真 偽 真 偽 真 偽

2024 大学入学共通テスト 本試験

数学IIB

【3】〜【5】から2題選択

配点20点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【5】 点 O を原点とする座標空間に 4 点 A (2, 7,-1 ), B (3, 6,0 ), C (-8 ,10,-3 ), D (-9 ,8,-4 ) がある. A , B を通る直線を l1 とし, C , D を通る直線を l2 とする.

(1)

AB→ =( ア , イウ , エ )

であり, AB→ ⋅CD→ = オ である.

(2) 花子さんと太郎さんは,点 P が l1 上を動くとき, |OP →| が最小となる P の位置について考えている.

  P が l 1 上にあるので, AP→= s⁢AB→ を満たす実数 s があり, OP→ = カ が成り立つ.

  |OP →| が最小となる s の値を求めれば P の位置が求まる.このことについて,花子さんと太郎さんが話をしている.

花子: | OP→ |2 が最小となる s の値を求めればよいね.

太郎: | OP→ | が最小となるときの直線 OP と l 1 の関係に着目してもよさそうだよ.

  | OP→ |2 = キ ⁢ s2- クケ ⁢s + コサ である.

 また, | OP→ | が最小となるとき,直線 OP と l1 の関係に着目すると シ が成り立つことがわかる.

 花子さんの考え方でも,太郎さんの考え方でも, s= ス のとき |OP → | が最小となることがわかる.

  カ の解答群

0 s⁢AB → 1 s⁢OB→ 2 OA→+ s⁢AB→ 3 (1- 2⁢s) ⁢OA→ +s⁢OB → 4 (1-s )⁢OA →+s⁢ AB→

  シ の解答群

0 OP→⋅ AB→ >0 1 OP→⋅ AB→= 0 2 OP→⋅ AB→< 0 3 |OP →| =| AB→ | 4 OP→⋅ AB→= OB→⋅ AP→ 5 OB→⋅ AP→= 0 6 OP→⋅ AB→= |OP →| ⁢| AB→ |

(3) 点 P が l1 上を動き,点 Q が l2 上を動くとする.このとき,線分 PQ の長さが最小になる P の座標は ( セソ , タチ , ツテ ), Q の座標は ( トナ , ニヌ , ネノ ) である.

2024 大学入学共通テスト 本試験

数学II

配点20点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【3】(1)  cos⁡x= 0 を満たす x は, 0≦x< 2⁢π の範囲に二つある.そのうち,値が小さい方は x = ア であり,大きい方は x = イ である.

  ア , イ の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい.)

0 0 1 π6 2 π3 3 π2 4 23 ⁢π 5 56 ⁢π 6 π 7 76 ⁢π 8 43 ⁢π 9 32 ⁢π a 53 ⁢π b 116 ⁢π

(2)

(ⅰ)  0≦x< 2⁢π のとき,方程式

cos⁡3⁢ x+cos⁡2 ⁢x+cos⁡ x=0 ⋯ ①

を考える.

 三角関数の加法定理により

cos⁡3⁢ x=cos⁡ (2⁢ x+x) = ウ

cos⁡x= cos⁡(2 ⁢x-x) = エ

が成り立つ.これらを用いると

cos⁡3⁢ x+cos⁡2 ⁢x+cos⁡ x=( オ +1) ⁢cos⁡2 ⁢x ⋯ ②

が得られる.

  ② により, ① は カ 個の解をもつことがわかる.そのうち,最も小さい解は x= π キ であり, 2 番目に小さい解は x= ク ケ ⁢π である.

  ウ , エ の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい.)

0 sin⁡2⁢x ⁢cos⁡x+ cos⁡2⁢x ⁢sin⁡x 1 sin⁡2⁢x ⁢cos⁡x- cos⁡2⁢x ⁢sin⁡x 2 -sin⁡2⁢ x⁢cos⁡x +cos⁡2⁢ x⁢sin⁡x 3 -sin⁡2⁢ x⁢cos⁡x -cos⁡2⁢ x⁢sin⁡x 4 cos⁡2⁢x ⁢cos⁡x+ sin⁡2⁢x ⁢sin⁡x 5 cos⁡2⁢x ⁢cos⁡x- sin⁡2⁢x ⁢sin⁡x 6 -cos⁡2⁢ x⁢cos⁡x +sin⁡2⁢ x⁢sin⁡x 7 -cos⁡2⁢ x⁢cos⁡x -sin⁡2⁢ x⁢sin⁡x

  オ の解答群

0 sin⁡x 1 -sin⁡x 2 cos⁡x 3 -cos⁡x 4 2⁢sin⁡ x 5 -2⁢sin ⁡x 6 2⁢cos⁡ x 7 -2⁢cos⁡ x

(ⅱ)  n を 3 以上の自然数とする. 0≦x< 2⁢π のとき,方程式

cos⁡( n+1) ⁢x+cos⁡ n⁢x +cos ⁡(n- 1)⁢x =0 ⋯ ③

を考える.

 (ⅰ)と同じように考えると, ③ のすべての解を求めることができる.そのうち,最も小さい解は x = コ であり, 2 番目に小さい解は x = サ である.

  コ , サ の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい.)

0 0 1 π6 2 π4 3 π3 4 π2 5 23 ⁢π 6 πn 7 2n ⁢π 8 3n ⁢π 9 π2 ⁢n a 32 ⁢n ⁢π b 52 ⁢n ⁢π

2024 大学入学共通テスト 本試験

数学II

配点20点

正解と配点

易□ 並□ 難□

【4】 座標平面において,方程式 x2 +y2= 4 が表す円を C1 , x2-8 ⁢x+y2 +15=0 が表す円を C2 とする.

 必要に応じて,次のことを用いてもよい.

点と直線の距離

点 ( x1, y1 ) と直線 a⁢ x+b⁢y +c=0 の距離を d とするとき

d= |a⁢ x1+b ⁢y1 +c| a2+ b2

となる.

(1)  C2 の中心は点 ( ア , イ ) , 半径は ウ である.

(2)  C1 と C2 の両方に接する直線の方程式を求める方法について考えよう.

 次の方針に基づいて考える.

方針

  C1 の接線のうち, C2 にも接するものを求める.

  C1 上の点 P (p, q) をとり, P における C1 の接線を l とする. P は C1 上にあるので

p2+ q2=4

が成り立つ.

(ⅰ)  l の方程式を求めよう.

  p≠0 かつ q ≠0 の場合を考える.原点 ( 0,0 ) と P を結ぶ直線を m とすると, l と m は垂直である. m の傾きは エ であるので, l の傾きは オ となる.よって, l の方程式は カ となる.

  p=0 または q =0 の場合も, カ の表す直線は, P における C1 の接線となることがわかる.

  エ , オ の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい.)

0 p 1 q 2 -p 3 -q 4 1p 5 1q 6 -1 p 7 -1 q 8 qp 9 pq a -q p b -p q

  カ の解答群

0 p⁢x+q ⁢y=2 1 p⁢x-q ⁢y=2 2 q⁢x+p ⁢y=2 3 q⁢x-p ⁢y=2 4 p⁢x+q ⁢y=4 5 p⁢x-q ⁢y=4 6 q⁢x+p ⁢y=4 7 q⁢x-p ⁢y=4

(ⅱ)  l が C 2 に接するのは, キ ときである.

  キ の解答群

0   l が x 軸に平行である

1   l が y 軸に平行である

2   l が C2 の中心を通る

3   C2 の中心と l の距離が, C1 の半径に等しい

4   C2 の中心と l の距離が, C2 の半径に等しい

(ⅲ) (ⅰ),(ⅱ)での考察から次のことがわかる.

  l が C2 に接するときの P の座標は

(p,q )=( ク ケ , コサ シ ) , ( ク ケ ,− コサ シ ) , ( ス セ , ソ 夕 ) , ( ス セ ,- ソ タ )

である.ただし, ク ケ < ス セ とする.よって,これらの p , q の組を カ に代入すれば, C1 と C2 の両方に接する直線の方程式が得られる.

inserted by FC2 system