2011 福井県立大学 後期

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2011 福井県立大学 後期

配点率25%

易□ 並□ 難□

【1】 原点 O を中心とし,半径 1 の球面 S に内接する正四面体の頂点を, A , B , C , D とする.このとき,ベクトル OA → と OB → のなす角 θ を求めたい.次の文章の空欄 ア 〜 ノ にあてはまる数値,または,式,または,語句を答えよ.

  ABCD が正四面体であることから,

|AB →| = ア = イ = ウ = エ = オ ≠0 ⋯ (1)

でなくてはならない.また,この正四面体が球面 S に内接することから,

|OA →| = カ = キ = ク =1 ⋯ (2)

でなくてはならない.式(1)と式(2)から, OA→ , OB→ , OC→ , OD→ の互いの内積には,

OA→ ⋅OB→ = ケ = コ = サ = シ = ス ⋯ (3)

という関係が成り立つ.式(3)の値を p とおく.いま, OA→ , OB→ , OC→ は 0 → でなく,同一平面上にないベクトルであるから,空間のベクトル OD → は,ある実数 k , l ,m を用いて,ただ一通りに,

OD→ =k⁢OA →+l ⁢OB→ +m⁢ OC→ ⋯ (4)

と表すことができる.ところが,この正四面体の場合は,頂点の文字 A ,B , C ,D を任意に置き換えても,もとの正四面体と同じ状況であるため, k ,l , m は,相異なる数になりえない.すなわち,

k=l= m ⋯ (5)

である.よって,

OD→ =k⁢OA →+k ⁢OB→ +k⁢ OC→ ⋯ (6)

としてよい.式(6)の両辺と OA → との内積を作ると, OD→ ⋅OA→ は, k と p の式として,

OD→ ⋅OA→ = セ ⋯ (7)

と表せる.一方,式(7)の左辺の値は,もともと, ソ とおいたのだから,結局, k は, p の式として,

k= タ ⋯ (8)

と表せることがわかる.式(8)を用いると, OD→ ⋅OD→ は p の式として,

OD→ ⋅OD→ = チ ⋯ (9)

と表せる.式(9)の左辺の値は, ツ であるから,式を整理すると, p の 2 次方程式

テ =0 ⋯ (10)

が得られる.方程式(10)の 2 つの解のうち, p= ト の場合は,点 A ,B , C ,D が, ナ になってしまうから,適さない.したがって,

p= ニ ⋯ (11)

だけが解になりうる. OA→ ⋅OB →=p であったから, cos⁡θ の値は,

cos⁡θ = ヌ ⋯ (12)

となる.この値は,三角関数 cos ⁡θ の値域

|cos⁡ θ| ≦ ネ ⋯ (13)

の中にある.式(12)を満たすような θ は無数にあるが,いまは, 2 つのベクトルのなす角を表すことが目的なので,

0≦θ ≦ ノ ⋯ (14)

の範囲に限ることにすれば, θ はただ一つに定まる.三角関数表によると,その値はおよそ 1.91 ラジアン(およそ 109.5⁢ ° )である.

2011 福井県立大学 後期

配点率20%

易□ 並□ 難□

【2】  a ,b , c ,d を有理数, x を無理数とするとき,

「 a +b⁢x =c+d ⁢x ならば, a=c かつ b =d 」

が成り立つことを証明せよ.

2011 福井県立大学 後期

配点率30%

易□ 並□ 難□

【3】  f⁡( x)= |( x-3) ⁢(x +2) |+x +2 とする.次の問1〜問3に答えよ.

問1 関数 y =f⁡( x) のグラフを描け.

問2  y= f⁡( x) の x =0 における接線と平行で,点 ( -2,0 ) を通る直線の式を求めよ.

問3 問2で求めた直線と, y= f⁡( x) のグラフで囲まれた部分の面積を求めよ.

2011 福井県立大学 後期

配点率25%

易□ 並□ 難□

【4】 ある方法で投資すると,成功したときは資金が 8⁢ % 増加し,失敗したときは資金が 4⁢ % 減少するという.いま,はじめの資金を 1 とし,このような投資を n 回繰り返すことにする.ただし,投資が成功する確率 p は各回とも同一とし,各回の投資は独立な試行とする.次の問1〜問3に答えよ.

問1  n 回投資して, k 回成功したときの資金を表す式を書け.

問2  p= 13 のとき, 2 回投資したときの資金の期待値を求めよ.

問3  n 回投資して,最初の 1 回だけ成功し,その後すべて失敗したとする.はじめて資金が 12 以下になったときの n の値を求めよ.ただし, log10 ⁡2= 0.301 ,log 10⁡3 =0.477 とする.

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