2011 広島大学 後期

Mathematics

Examination

Test

Archives

2011 広島大学 後期

総合科学部(理系)

易□ 並□ 難□

【1】  p を正の定数とする.数列 { an } は次の条件をみたす.

a1= 2 ,a2 =p ,an +2= (p+ 1)⁢ an+ 1-p ⁢an ( n= 1 ,2 ,3 ,⋯ )

このとき,次の問いに答えよ.

(1)  an+ 2-α ⁢an +1= β⁢( an+ 1-α ⁢an ) をみたす定数 α , β を求めよ.

(2) 数列 { an} の一般項 a n を求めよ.

(3)  limn→ ∞⁡ ana n+1 を求めよ.

(4)  0<p< 1 のとき, ∑ n=1 ∞⁡ ( an- pp -1 ) を求めよ.

2011 広島大学 後期

総合科学部(理系)

易□ 並□ 難□

【2】 次の連立不等式の表す領域を D とする.

{ x2 +y2 -1≦0 x+2 ⁢y-2 ≦0

このとき,次の問いに答えよ.

(1) 領域 D を図示せよ.

(2)  a を実数とする.点 (x ,y) が D を動くとき, a⁢x+ y の最小値を a を用いて表せ.

(3)  a を実数とする.点 (x ,y) が D を動くとき, a⁢x+ y の最大値を a を用いて表せ.

2011 広島大学 後期

総合科学部(理系)

配点25点

易□ 並□ 難□

【3】 関数 f⁡ (x ) と g⁡ (x ) は

f′⁡ (x )= g⁡( x) ,f⁡ (0) =f⁡( π)= 0

をみたすとする.このとき,定積分

I= ∫0 π⁡ ex⁢ f⁡( x)⁢ dx ,J= ∫0 π⁡e x⁢g⁡ (x) ⁢dx

について,次の問いに答えよ.

(1)  I を J の式で表せ.

(2) 条件

g′⁡ (x) =-f⁡ (x) , g⁡( 0)= 1, g⁡( π)= -1

をみたすとき, I の値を求めよ.

(3)  sin⁡( x+a ) を sin⁡ x ,cos⁡ x, sin⁡a と cos ⁡a の式で表すことにより,定積分 ∫0 π⁡ ex⁢ sin⁡( x+a) ⁢dx の最大値と,そのときの a の値を求めよ.ただし, 0≦a <2⁢π とする.

2011 広島大学 後期

総合科学部(理系)

易□ 並□ 難□

【4】 空間に 3 点 A (0 ,0,3 ), B( 2,0,1 ), C( 0,-1, 1) がある.線分 OA を t :1-t に内分する点を P , 線分 PB の中点を Q とする.このとき,次の問いに答えよ.ただし, O は原点 ( 0,0, 0) を表し, t は 0 <t<1 をみたす数とする.

(1)  Q の座標を t を用いて表せ.

(2) 直線 BC 上に, 2 直線 BC と QD が垂直となるように,点 D をとる.このとき, OD→ =OB→ +s⁢ BC→ をみたす定数 s の値を求めよ.

(3)  ▵BCQ の面積を t の式で表せ.また, ▵BCQ の面積の最小値と,そのときの t の値を求めよ.

2011 広島大学 後期

総合科学部(理系)

易□ 並□ 難□

【5】 ジョーカーを除いた 52 枚のカードからなるトランプがある.各カードには, 4 種類の絵柄 ♠ ,♥ , ♦ , ♣ のうちの 1 つと, 13 種類の番号 A , 2 ,3 , 4 ,5 , 6 ,7 , 8 ,9 , 10 ,J , Q , K のうちの 1 つが書かれている.絵柄と番号の両方が同じカードは 1 枚のみであるとする.このようなトランプを 2 組用意するとき,次の問いに答えよ.

(1)  2 組のトランプから,それぞれ 1 枚のカードを引く.この 2 枚のカードの番号が同じである確率を求めよ.

(2)  2 組のトランプから,それぞれ 1 枚のカードを引く.この 2 枚のカードの絵柄は異なるが,番号が同じである確率を求めよ.

(3)  2 組のトランプから,それぞれ 1 枚のカードを引き,

{ この 2 枚のカードの絵柄も番号も同じであれば, 12 点 この 2 枚のカードの絵柄は事なるが,番号が同じであれば, 8点 この 2 枚のカードの絵柄は同じであるが,番号が異なれば, 1点 この 2 枚のカードの絵柄も番号も異なれば, -1 点

の得点が与えられる.この得点の期待値を求めよ.

2011 広島大学 後期

理学部数学科

易□ 並□ 難□

【1】 座標平面上の点 P (x ,y) を点 Q (X ,Y) に移す点の移動 f が行列 A =( ab cd ) を用いて,

( XY ) =( ab cd )⁢ ( xy )

で表されるとき,以下の問いに答えよ.

(1) 座標平面上のすべての点 P (x ,y) と,その f による移動後の点 Q (X ,Y) との間に,

x2+ y2= X2+ Y2

という関係が成り立つとき, a ,b ,c ,d の満たす条件を求めよ.

(2) (1)の a , b ,c ,d の条件のもとで,移動 f により,点 (1 ,1) が点 (0 ,2⁢q ) に,点 ( 1,-1 ) が点 ( 2⁢q, r) に,それぞれ移されるとき,行列 A および, p ,q , r の値を求めよ.

2011 広島大学 後期

理学部数学科

易□ 並□ 難□

【2】 三角錐 OABC において OA= OB=OC が成り立つとする. O から 3 点 A , B , C の定める平面に垂線 OP をおろし, OP=h とおく.以下の問いに答えよ.

(1)  P は ▵ABC の外心であることを示せ.

(2)  ▵ABC が AB =BC=CA =2⁢l を満たす正三角形であるとする.このとき, ▵OAB の面積を l , h を用いて表せ.

(3) (2)の条件のもと, ▵OAB の面積が 1 であるように l , h が動くとする.三角錐 OABC の体積が最大となるときの ∠AOB の大きさを求めよ.

2011 広島大学 後期

理学部数学科

易□ 並□ 難□

【3】  an (n =1 ,2 ,3 ,⋯ ) を

an= 1n ⁢ n⁢( n+1) ⁢(n +2) ⁢(2 ⁢n-1 )n

で定める.以下の問いに答えよ.

(1)  ∫ 01- 1n ⁡log ⁡(1 +x) ⁢dx≦ log⁡an ≦ ∫1 n1 ⁡log⁡ (1+ x)⁢ dx を示せ.

(2)  limn→ ∞⁡ an を求めよ.

2011 広島大学 後期

理学部数学科

易□ 並□ 難□

【4】 以下の問いに答えよ.

(1) 自然数 a , b を 11 で割った余りを,それぞれ r , s とする. a+b を 11 で割った余りと r +s を 11 で割った余りは等しく,また a ⁢b を 11 で割った余りと r ⁢s を 11 で割った余りは等しいことを示せ.

(2)  a ,b を自然数とする. a2+ b2 が 11 の倍数ならば, a も b も 11 の倍数であることを示せ.

(3) 袋に 1 から 10 までの自然数を書いた玉が 1 個ずつ,合計 10 個入っている.この袋から 3 つの玉を同時に取り出し,書いてある数を a , b ,c とする. a2+ b2+ c2 が 11 で割り切れる確率を求めよ.

2011 広島大学 後期

理学部数学科

易□ 並□ 難□

【5】 正六角形の頂点を反時計回りに A 0 ,A 1 ,A 2 ,A 3 ,A 4 ,A 5 とし,次のルールに従って石を動かすゲームを行うことにする.ただし,コインの表と裏が出る確率は,ともに 12 であるとする.

(a)  A0 を石の出発点とする.

(b) コインを投げ,表が出たら反時計回りに隣の頂点へ,裏が出たら時計回りに隣の頂点に石を移動する.

(c) 石が A 3 ( A 0 のちょうど反対側の頂点)にきたら,ゲームを終了し,石が A 3 以外の頂点にきたら,ゲームを続行する.

このゲームにおいて, 2⁢n+ 1 回( n= 0, 1 ,2 ,⋯ )コインを投げても,ゲームが終了していない確率を pn , ちょうど 2 ⁢n+1 回( n =0 ,1 , 2 ,⋯ )のコイン投げで,ゲームが終了する確率を q n とする.以下の問いに答えよ.

(1) コインを奇数回投げてもゲームが終了していなかったとき,その時点で,石がある可能性のある頂点をすべてあげよ.

(2)  pn の満たす漸化式を求めよ.

(3)  pn と q n を求めよ.

(4)  ∑ n=0 ∞⁡ qn を求めよ.

inserted by FC2 system