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(3) からまでの自然数からなる集合を全体集合とする.の要素のうち,との最大公約数がより大きいもの全体からなる集合をまた,の要素のうち,偶数であるものの全体からなる集合をとする.いまとはの部分集合で,次のつの条件を満たすものとする.
(ア)
(イ)
このとき,集合の要素をすべて求めよ.ただし,とはそれぞれとの補集合とする.
地球温暖化問題に関して,二酸化炭素の排出量の削減が叫ばれている.年に日本で開かれたサミットでは,年後の年までに,年当たりの排出量を年のときと比較して以上削減する,という目標が提言された.この目標を達成するために,前年比同率で削減することを考える.
年における排出量をとし,毎年,前年のを減らすこととする.年の年後の年の排出量の目標はである.年から年後の年間排出量をとおくと,である.目標を達成するにはつまり,を用いた式で表せば,
が成り立てばよい.両辺の逆数をとればとなる.ところで,不等式
が成り立つことがわかる.従って,
を満たすを見つければ目標を達成することは明らかである.不等式の左辺は,二項定理により
と表される.これを用いると,は不等式を満たすことがわかる.つまり,毎年の削減を年から行ったとすれば,年後の年の排出量は年の未満となることがわかった.
(1) 文章中のに当てはまる式を答えよ.
(2) とするとき,不等式を証明せよ.
(3) 下線部の命題を証明せよ.
(4) 毎年の削減を行った場合でも,年間の排出量の合計は,削減率をのまま年と同じ排出量を同じ期間続けたときの排出量の合計の倍より大きくなることを証明せよ.